実車は1980年式Golf E。 1600cc、4MTです。 Eとは、最もベーシックな グレードで、当時のカタログには 「素材車」と謳われています。 要は、何にもついていない、 ということなのですが。 このクルマは、当時のオーナーが オプションだったスライディング ルーフをつけてくれていました。 |
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1980年式までは、テールランプ が小さいタイプ。白いGolfは 横谷氏のGTIです。こちらは、視認性 の向上のために、大型化された テールランプを持っています。 ご覧のように、Eグレードは ゴルフのチャームポイントである リヤウィンドウのワイパーも ありません。もっと言うと、 ダッシュボードの「フタ」が省略 されています。そんなところで グレードの差をつけてるのが愉快です。 |
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ベースのモデルは、FUJIMIの 1/24Golfです。キットはテールライトの 大きな後期型で、なおかつ2ドアモデル でしたので、ちょっと大改装ですが 4ドアモデルに作り直しています。 まずプラ板でもとの窓を埋め、パテを 盛ります。ヤスリで平滑に仕上げたら、 型紙から4ドアのラインをケガき、細い 金属の針とPカッター(スジ彫り用カッター) でドアの溝を掘ります。なお、嬉しいことに キットはサンルーフ仕様でした。 |
新たに空けた後ろの窓に は、窓枠を再現。ドアノブの へこみの部分は、ルーター で加工しています。トライする 方はいらっしゃらないと思いますが、 作る場合は、いったん窓枠を全部削り 落とし、ボディのプレスラインを削り出して から、新たに窓枠をつけた ほうが綺麗に出来ます。 Bピラーも忘れずに前方へ 移動します。 |
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出来上がったモデルは、 こんな感じです。ボディカラーは 市販の色では近いものが なかったので、調色して います。モデルが乗っている のは、実車の屋根です。 まぁ、近い色に出来たかな、 と思います。 |
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リヤゲートのダンパーを作って見ました。 実物同様に稼動して、リヤゲートを 支えます。トランクのふたも ハッチに連動して持ち上がります。 本物があると、採寸できるので 模型化しやすいです。 シートの柄は、Illustlatorで 作ったパターンをデカールに 印刷して貼っています。 |
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頼りなげな 後姿がよく似てるでしょう? ”Golf E”などのエンブレム類も、 同様にIllustlatorで作り デカール化しています。 思い通りのステッカーが 作れるなんて、いい時代に なったものです。 |